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研究計画書②

伊丹先生の「創造的論文の書き方」という本を読んでいると、テーマを見つけるというのは京の町屋で自分の住みたい部屋を探すのに似ている、という話が載っています。いいテーマというのは、入口の間口が狭くても、中に入ってみると奥行きが深いような部屋だというのですが、ただし奥行きが深いかどうかは家に入ってみないと分からないのだと言います。
まずは、その家に関することで面白いとか、不思議だと思える小さなことに着目して少し調べてみたり思考実験してみたりするのがいいということが書いています。

私の例で言うと、私はお客さんの人材開発のお手伝いをする仕事をしていますので、当初は人材開発系のことをテーマにしようと思っていたのですが、なぜかその分野で面白いことや不思議だと思えることがなかなかないことに気づきました。その理由はここでは省略しますが、これではせいぜい薄っぺらいサーベイしかできないのではないかという気になってきました。
一方、今の自分は何の仕事をしているのかというと、ある面ではお客さんと専門家の間をつないだり、あるいはお客さん同士をつなぐことによって顧客に価値をもたらす仕事をしているのではなかろうかと考えるようになりました。そうすると、私は自分がいま依って立っているところが何かということを考えた時に、「ネットワーク」とか「企業間」という言葉が浮かんできました。では、それを分析するためにキーとなる概念は何かというと、「知識」とか「情報」とかいう言葉が浮かんできました。もしかすると、私が今の仕事を発展させていくために必要なのは、こういう視点を深めることなのではないかという気になってきております。まだ漠然としておりますが、ゼミ志願書は「問題意識の出所」を書くことになっていますので、研究テーマよりも前に、こうした問題意識の部分をもう少し深めてみたいと思っています。

※上記は、MBA生のブログ「リコヤンのMBA日誌」に私が書き込んだコメントのコピーです。

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研究計画書

入試のときに出したやつは、何だか薄っぺらい理論先行だった。

今度出し直すやつは、自分が関わっている現実のことを素直に書こう。

もちろん、その現実をどんなフレームで切りだすのかが難しいのだが、いずれにせよ、生の現実じゃなきゃあ深みも出せないし、取り組みがいも続かんだろう。そして、その前提にある目的観とか志というものも見つめ直してみたい。

「それが社会人MBAの流儀なんじゃないの?」なんて言ってみようかと思っている。

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