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ゼミ合宿

今回のゼミ合宿では、各人のテーマの進捗について全員発表を行った。
テーマが明確になり、リサーチデザインのイメージもできているひともいれば、研究テーマをどう設定したらいいのかが未だにしっくりこずに、苦しんだままのひともいる(※私もそのひとりだ)。

ただし、「前より良くなった」と言ってくれたゼミ生もいたので、前に向かって進んでいけそうな感じにはなっている。

ちなみに、今回発表したテーマは、「社外での学び」ということについてのもの。
過去に設定しようとしたテーマはすべて何らかの形で現在の仕事内容に関連づけたものだったのだが、結果としてはそれがうまくいっていないので、今回は仕事に無理に関連付けることを止め、素直な気持ちで「パーソナルに興味・関心のあるもの」として、こういうテーマ設定を試みた。

私が発表で述べたことは、

  1. 私個人の過去を振り返ると、社外のひとや社外の場に元気づけられ育ててもらってきたように感じている。そこで、「社外での学び」ということに個人的に興味・関心を持っている。なお、「社外」というのは、「社外ネットワーク」や「社外コミュニティ」といったものを想定している。
  2. 社外の学びがどういう成果に結びつくのかというと、ひとつには東大のN先生が言っているように、個人としての成長。従来は、仕事で成長するためには修羅場経験をくぐることが必要だと言われていたが、N先生は社外の場での気づきも成長のきっかけになるのではないか、と言っている。
  3. また、社外での学びは、社内で抱えている問題解決にも役立つと思われる。特に最近は、社内の知識や常識だけでは解決できない問題が増えてきているので、社外の学びが果たす役割について、実態を調査しつつ、その可能を探ってみたい。
  4. ただし、注意しなければいけないのは、社外に出ようとしたり、社外での学びを持ち込もうとしたときに、社内でコンフリクトを起こすおそれがあるのではないかということ。こうした問題についても考えてみたい。
  5. なお、社外での学びがうまくいくとき、その背景としてどんなことが成功要因になっていることを探りたい。いま、そのための理論として、ネットワーク論やネットワーキング論についての本を読んでいるところである。

この発表に対する、T先生からの第一声は、「社外になんか出たいと思う?」というもの。
「そもそも日本企業の教育の基本はOJT。OFF-JTですらカタチだけのものになりがちなのに、社外での学びなんてねえ!」というきつーいコメント。ただ、私としても、そのような見解がでることは理解できるので、それに対してどう意見を言ってよいのかが分からない。

ゼミ生のひとりからは、「あさやんが、社外で何を得たいと思っているのがよく分からない」と言われた。
「私にとって大切な人間関係はまずは社内人脈。社外に出るとしたら、そのことによって昇進できるようになるとか、転職できる可能性が開けるとか、そういった理由で社外の場に行くということならば理解できるんだけど」というような意見なのだが、これは私の想定外のコメント。
私としては、社外の学びの成果としては、上記の2(個人としての成長)や3(社内の問題解決)ということを考えていたのだが、このことについては理解して貰えるだろうと安易に思っていた。自分の問題意識をいかにして他者に伝えることができるのかを、もういっぺん考えてみないといけない。

最終的にT先生からは、「そもそも、何を以って、社外のネットワークとか社外のコミュニティというのかが分からない。そこを明確にするように」ということで終わった。。。

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この日は泊まりだったので、そのあと部屋でティーチングアシスタントのH先生とも話をした。H先生からは、以下のようなアドバイスをいただいた。
何を書いているのかよく分からないかもしれないが、私はこのコメントに少しヒントをいただいたような気がしているので、このことについてはまた日を改めて書きたい。

  • 学びの成果というのは、結局のところ、「何を学ぶか(=学びのコンテンツ)に依存する」というような議論に帰着しがちである。
  • そこで、そういう議論は巧妙に避けて、上記5のようなネットワーク論やネットワーキング論のところに議論を持っていったほうがいい。特に、ネットワーキング論の研究がどんな工夫をしているのかをよく勉強してほしい。

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ブログ部シナジー企画 「理想のひと」

今月のブログ部のお題は、「理想のひと」

これまた、むずかしいテーマだ。

「理想のひと」と言っても、なかなか明確なイメージが出てこない。

僕は、ひとから希望や要望がないかを訊ねられてもはっきりと答えられないことがあるのだが、むかし、あるひとから、「そんなんだから、あたなはダメなのよ」と言われたことがある。なぜか、いま、そのセリフがよみがえってきた。

でも、くよくよしてもはじまらないので、ちょっとエクササイズ。

「理想のひと」をキーワードにしてネットを検索していたら、こんな「問い」が載っていた。

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Q1、あなたの望む理想の人=1番譲れないものは何ですか?
Q2、理想の人があなたの前に2人現れました。どちらか選ぶとしたら、ほかに大事なことは何ですか?
Q3、あなたの望むもの2つをもった人が3人現れました。3人から選ぶとしたら、ほかに決め手になるのは、何ですか?
Q4、それらを持った人が4人現れました。その中から1人選ぶとしたら、他に必要なことは何ですか?
 ↓
その人があなたの理想のひとです。4番目に希望したことが本心で望むことです。

=============================

で、

私が4番目に希望したのは何かというと、「一緒にいても、苦痛ではないひと」。

。。。それが本心で望むひと??

結局、イメージがぜんぜんはっきりしない。

きょうのブログはこれで終わり。。。

。。。というのではちょっとさみしいので、僕がなんでこんな答えになったのかを、少し理屈をこねて考えてみた。

●ひとつは、「理想」ということに対する私の捉え方に関すること。

世の中には、夢やビジョンをイメージしてそれに向けて行動するタイプのひとと、夢やビジョンは浮かばないけどそのかわりに「今の自分にとって何が大事か」を指針にして行動するタイプのひとがいるという。

前者を「ビジョン型」といい、後者を「価値観型」というのだが、このふたつのタイプでは、有効なコーチングのしかたも異なるらしい。

私は明らかに後者。イメージを描くのは苦手である。

●もうひとつは、「ひと」との関わりかたに関してのこと。

私の知人があるところで、こんなことを書いていた。

“ 日本人は、相手そのものに興味関心がある国民といわれています。
愛の告白をする時、「愛してる…」の次に、「あたなを幸せにします。」という。
フランス人はそうは言わない。
「Je t'aime」(ジュ テーム、愛している)の後、こう言います。
「私はあなたとの関係を大切にします。」と。
相手を大切にするのではなく、その関係を大切にする、という発想。 ”

僕はフランス人じゃないし、単なる大阪人なのだが、「その関係を大切にする」という発想はいいな、と思った。

そんな関係を築けるようなひとになりたいな。

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営業マンというアイデンティティ

私が営業マンになったのは、7年前、31歳のときだ。営業マンとしては、遅い出発かもしれない。

でも、私は「営業です」というのが、結構気に入っていた。

そのためだろうか、「実は異動になりまして、内勤がメインの仕事になります」とお客さんに言ったら、「えっ! Aさん(=私)はてっきり、営業という役にはまっているんだと思ってましたよ」とかも言われた。

ただ、よくよく考えてみると、「営業」というのは会社が与えてくれた役割なので、今回のように異動があると、そのアイデンティティはいとも簡単に揺らいでしまう。

だから、これからは、自分でアイデンティティの基盤がどこにあるかを見つめなおさないといけないのだろう。

H教授のコンセプトに「キャリアドメイン」という言葉がある。それは異動があっても自分を貫くテーマがあることを見い出すことを指しているのだが、そのあたりのことももう一遍学びなおしたいな。この本を読んだ時はたしか30歳くらいのときのことだったのだが、そのころと比べればだいぶ当事者意識をもって読めそうになってきた気もしているので。

。。。というか、

ゼミに向けて読んでおきたい本が全然読めていないので、まずはそっちに戻ろうか。

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研究

きのう、きょうと、お会いした方々と色んな事を話した。座礁している研究テーマのこと、会社で異動になったこと、など。

ちょっとは気持ちが落ち着いてきたかな。これからは、研究のことを少しずつ書いていきたい。

最近、東大の教育学者や社会学者のグループが『社外の学び』ということに注目しているようなんだけど、僕も、実体験上のこととして、そのテーマにものすごく関心がある。できれば、社外での学びを得たひとが、社内でどのような実践をしたり、組織で成果をあげているのか、ということを見てみたい。同時に、社外で得た知識やネットワークがどのように活かされていくのか、ということも見てみたい。

これから、色んな本を読まなくちゃいけないんだけど、とりあえず入手する本のリストとしては、こんな感じかな。読めるかなあ。

  • 『知識転換の経営学 ナレッジ・インタラクションの構造』
  • 『コミュニティ・ラーニング 組織学習論の新展開』
  • 『遠距離交際と近所づきあい 成功する組織ネットワーク戦略』
  • 『人脈づくりの科学 「人と人との関係」に隠された力を探る』
  • 企業者ネットワーキングの世界』

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HeartとMindとAction

「頭」で考えてばかりいると、自分の「気持ち」がどこにあるのか分からなくなるときがある。そんなときは、「頭」と「気持ち」と「行動」のバランスを崩しやすい。

はたから見ると「なんで?」という感じなんだと思うのだが、そういうとき私は、全然「行動」できなくなってしまう。ちょうどスイッチがOFFになってしまった感じになる。現実逃避っぽい感じもするが。

こういうときは結局、「頭」も「気持ち」もフリーズしちゃうから、たぶん、何でもいいから「行動」を起こしたほうがいいのだろう。

でも、この週末は時間をムダに過ごしちゃったなあ。。。(後悔)

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リーダー育成研修

今日は、某企業でのリーダー育成研修の現場に行ってきた。この研修は、その企業の女性活躍推進としての取組みなのであるが、私にとって特別な仕事のひとつである。

なぜ特別なのかというと、ひとつには、1日か2日のカリキュラムで終わってしまう研修が多いなか、この研修は2年半前からスタートしたのだが、今年度は約10日間の研修活動を行っている。今日は、今クールの最終日であった。来年度はこれまでに参加したリーダー候補たちのOB会も予定されている。

カリキュラムについても、お客様と講師の間で何度も議論しながら作りこんでいるので、準備のプロセスにも実施そのものにも非常に力が入っている。

また、この研修では、私自身が研修現場に関わることがたまにある。通常は、私は営業マンなので、お客様や講師とは色々と打合せはするけれども、研修現場の参加者に直接関わることは まずありえない。でも、この研修ではなぜか成り行きのなかで、私自身が参加者に関わる場面が出てくるようになった。

この研修のハイライトは、参加者が経営層への提言をプレゼンテーションすることであり、指導講師はその提言作成に対して様々な指導を行うのであるが、なぜか私にも、「模擬プレゼンの内容についてコメントしてください」ということでマイクがまわってくるようになった。僕は研修講師ではないので、他の企業の研修現場で参加者にコメントを述べたことは かつて無かった。

そんなわけで、この研修は僕のなかで特別な仕事であった。(※でも、この研修も、後任者に引き継がないといけないんだよなあ。。。)

なお、今日は最終日だったということもあり、最後に、参加者から研修講師への感謝の言葉が述べられた。参加者の代表が、「●●先生と■■先生に感謝の言葉を述べたいと思います」というふうに話しはじめたのだが、今年は、「Aさんも、前にお願いします」ということで、私の名前も呼ばれた。

「●●先生は、ときに温かく、ときに厳しく、指導してくださいました」
「■■先生からは、いつも的確なアドバイスとフォローを頂きました」
「Aさんは、独特のキャラクターで、なごみました」
(※結局はそこかいな)

ということだったのだが、終了後の懇親会では、ある参加者から 「Aさんのコメントはいつも分かりやすかったです」と言ってもらえて、本当にうれしかった。きょうは参加者の上司たちも参加していたのだが、その方々ともいろいろと意見交換をさせていただいた。

やっぱり、お客様のいる現場はいいな。こういう現場からは離れたくないんだよなあ。

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異動

異動の内示が出た。まだ誰にも喋れないので、ブログに書く。

いまは企業研修の営業をやっているのだが、この部署は6年前に新設された部署で、はじめはお客さんが居なかったので、ずっと新規開拓をやってきて、その一部は固定客になっている。だから、お客さんを別のひとに引き継ぐのはつらいなあ。研修講師も半分近くは、自分の人脈のなかからお願いしてきた人なので、今までにどういうやりとりをしてきたのかということは、なかなか簡単には引き継げないような気がしている。(ま、会社としては、そういう属人的なところがあるのがよろしくないのかもしれないが)。

次の部署は、公開セミナーの事務局の仕事で、内勤になる。実は、もともと居た部署なので、個人的には出戻りみたいな感じもする。基本的には「玉突き人事」なので、その部署にいた誰かが異動になるので、その後任者として私が行くという感じのことになっている。

次の部署でやっている仕事は、失礼ながら、ルーティンワーク的な業務がかなりの部分を占めていると思っている。毎年、だいたい公開講座のメニューは変わらなくて、法律や会計知識を弁護士や会計士さんが講義するようなものが多いのだが、参加者を集めるためにDMをしたり、参加者人数分のテキストを用意したり、といった事務局業務を行う。

もともとやっていたので、慣れている仕事なのではあるが、それだけでは面白くないなあ、と思う。最近は、どちらかといえば公開講座の集客は不景気な傾向にあって、講座数を減らそうとしているようなのだが、そんな中にあっても、何か新しいタイプの講座を企画できるようになると面白いんだけど。

せっかく今まで営業として企業をまわって企業のひとと話をしてきたのだから、「企業に居るひと(=潜在顧客)にとって本当に役に立つことは何か」というふうに発想してみることによって、従来とは違ったタイプの講座を生み出せないだろうか。たぶん、失敗したときに損失のリスクがあるものや、埋没コストが発生してしまうような、冒険的な企画は却下されるはずなので、異動するまでにちょっとは構想を考えておくべきか。

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